1990年代以降のポップパンクの名盤アルバム50選(前編)

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1990年代から現在までのおすすめのポップパンクの名盤アルバム50選(前編25選)を年代順に紹介します。

#01. Green Day「Dookie」(1994年)

キャッチーなメロディ、軽快なリズム、パンクロックをルーツにしながらも重くなりすぎず適度に軽い音で世界中にヒットし、その後のポップパンクを象徴する作品となりました。メロディがよく聴き易いOASISやWEEZERなどが登場した当時のロックシーンの中でもこのアルバムは際立っています。

#02. The Offspring「Smash」(1994年)

やや激しくスピード感があるギターリフが特徴で、それほどポップではないパンクロックを鳴らしていた当時のOffspringは、このアルバムで音楽的な幅を大きく広げました。「Genocide」、「Nitro」など疾走感のある曲、「Gotta Get Away」、「Self Esteem」はグランジのようなオルタナティブなロック調、「Come Out and Play」、「What Happend to You」はOffspringらしい脱力した味のある曲。同年にリリースされたGreen Dayの「Dookie」とは異なる形でパンクロックの可能性を示しました。

#03. Weezer「Weezer」(1994年)

その後のポップパンク、エモーショナルなロックを語る上で多大な影響があったと思われる外せない作品です。切ないメロディや明るい曲調と、ラフで激しいギターなどのバンドサウンドが合わさったパワーポップとも呼ばれる音楽は、現在のエモーショナルなロックの原型となっています。今聴いても心揺さぶられる名曲10曲です。

#04. Rancid「…And Out Come the Wolves」(1995年)

80年代のパンクロックのルーツが強く感じられるRancidの代表作。メロディや曲調からクラッシュの影響を感じます。古き良きパンクロックのエモーショナルで明るい雰囲気を感じられる名盤です。

#05. Hi-STANDARD「Growing Up」(1995年)

日本人としては外せない1枚。現在のポップパンクと比較すると、音はソリッドでかなりハード、歌詞は英語、パンクのファッション性なども色濃くアンダーグラウンド寄りですが、当時日本ではポップパンクではなく「メロコア」というジャンルで一大ムーブメントとなりました。

#06. The Offspring「Americana」(1998年)

The Offspringの人気を不動のものにしたアルバムで、曲の完成度が高まり音はより洗練され大ヒットシングル「Pretty Fly」などを生み出しました。

#07. Rancid「Life Won’t Wait」(1998年)

パンクロックらしい明るさとエネルギーが魅力のRancidですが、このアルバムは各曲の個性が際立っており、今聴いても古く感じません。

#08. Sugar Ray「14:59」(1999年)

ハードコアから徐々にゆったりとしたロックにシフトしたSugar Rayのヒット作です。

#09. The Living End「Roll On」(2000年)

ハードロック寄りのかっこいいギターリフなどが各所にありながら、基本はポップパンクであり、アルバム1枚14曲存分に堪能できます。ハードで切れ味のよい作品です。

#10. Green Day「Warning:」(2000年)

1994年の「Dookie」以降、2000年代に入りポップパンクのムーブメントが広がる中、Green Dayは自分達のルーツに従い、この作品ではやや落ち着いた曲調でクオリティが高さを示しました。

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#11. Sugarcult「Start Static」(2001年)

音はやや荒々しいバンドサウンドですが、楽曲はメロディアスでエモーショナル。2010年前後のポップパンクのルーツとなっているような雰囲気のアルバムです。

#12. SUM 41「Does This Look Infected?」(2002年)

ルーツとしてはoffspringの路線で、ラップも組み合わせストリート風に色付けされてシーンの中心となったSUM 41の2000年代を代表するアルバムです。

#13. Avril Lavigne「Let Go」(2002年)

ジャンルとしてはパンクなのかロックなのかポップなのかはさておき、こちらも2000年代を代表するアルバムです。軽快な楽曲、透き通ったボーカル、ソフトな演奏が合わさった心地よいアルバムです。

#14. Good Charlotte「The Young And The Hopeless」(2002年)

こちらも2000年代前半を代表するポップパンクど真ん中のアルバム。冒頭の「The Anthem」から高揚感全開で始まり、最後までの綺麗にまとめられたポップなアルバムです。

#15. Simple Plan「No Pads, No Helmets…Just Balls」(2002年)

冒頭の「I’d Do Anything」からはじけるような明るさで始まる印象的なアルバムです。バラードのような曲も混ぜつつ、長くコンスタントに活動するSimple Planの1stアルバムです。

#16. New Found Glory「Sticks and Stones」(2002年)

リフのハードさと、メロディのポップさを両立したNew Found Gloryの代表作です。アルバム冒頭の「Understatement」や、代表曲「My Friends Over You」はハードさとメロディの良さを兼ねた代表曲です。

#17. Ash「Free All Angels」(2002年)

「Walkin Barfoot」、「Shining Light」、「Burn Baby Burn」、「Cherry Bomb」など爽やかでエモーショナルな名曲が多く収録されているAshの代表作です。

#18. OK Go「OK Go」(2002年)

明るいパワーポップで構成されたパーティーアルバムで、各楽曲の完成度が高くおすすめです。

#19. American Hi-Fi「The Art of Losing」(2003年)

ハードロックをルーツにしたAmerican Hi-Fiですが、この2ndアルバムはポップパンクをハードかつエネルギッシュに表現しています。切れ味鋭い演奏とメロディの良さが際立った名盤です。

#20. Zebrahead「MFZB」(2004年)

底抜けに明るい曲調、ラップパートとメロディでノリのよいパンクロックを表現するZebraheadの3rdアルバム。ロックテイスト強めのハードでテンションが高い作品です。

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#21. The Get Up Kids「Guilt Show」(2004年)

適度にノイジーなギターに明るいメロディとエモーショナルのお手本のようなクオリティの高い楽曲がずらりと並び、完成度が高いアルバムです。

#22. Jack’s Mannequin「Everything in Transit」(2005年)

ピアノの音を効果的に用いたエモーショナルな冒頭の「Holiday from Real」から始まり、ややしっとりとした誰にでも受け入れられる聴き易いアルバムです。

#23. Army of Freshmen「Under the Radar」(2006年)

2001年にデビューした彼らは、バンドサウンドにキーボードを効果的に加えたエモーショナルの先駆け的なアーティストです。このアルバムは、演奏のノイジーさとキーボードパートのポップネスが楽しめるパーティーアルバムです。

#24. Panic! At the Disco「A Fever You Can’t Sweat Out」(2006年)

Panic! At the Discoの1stアルバム。現在よりバンド感が強くパンキッシュな音となっています。この頃からソングライティングセンスはずば抜けており、ピアノのフレーズや音域の広いボーカルを用いた独特の世界観が表現されています。

#25. Yellowcard「Paper Walls」(2007年)

Yellowcardらしいロックテイストでかっこいいアルバムです。

・各アルバムから選曲したプレイリスト

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