この記事では、Twenty One Pilotsの魅力と、おすすめアルバムや楽曲を紹介します。
アーティスト紹介
Twenty One Pilotsはどんなアーティスト?
| アーティスト名 | Twenty One Pilots |
| ジャンル | Alternative Rock |
| 出身 | アメリカ合衆国オハイオ州 |
Twenty One Pilotsは以下のようなアーティストです。
- アメリカ合衆国出身の2人組
- 2010年代以降コンスタントに活動し、8枚のアルバムをリリース(2025年時点)
- 様々なジャンルの影響を受けたオルタナティブ・ロック
また、音楽的な特徴は以下です。
- ロック、ヒップホップ、レゲエ、エレクトロミュージックなどの影響を受けている
- メンバーはメインボーカルとドラムの2人組
- ボーカルスタイルは、歌とラップが混在
- 楽曲に使われる楽器は、ピアノ(キーボード)、ベース、シンセサイザー(電子音)が多い。
- ロックバンドの部類では珍しく、ギターが使われる楽曲は少ない。代わりにウクレレはけっこう使われる。
こうして特徴をあげてみると意外と個性的な点が多いアーティストです。
では、Twenty One Pilotsの魅力はどこにあるのでしょう。
Twenty One Pilotsの魅力とは
Twenty One Pilotsの魅力を思いつくだけあげてみました。
- 曲がかっこいい!!
- ドラムの迫力がすごい!
- ドラムと、ラップの相性がよい。
- 作曲の幅が広く、スローな曲のメロディセンスも良い。
- あまり似ているアーティストがいない。
- 周囲に流されず、自分達のやりたい音楽をやっている印象。
- 個性的なスタイルにも関わらず、基本的に聴きやすい。
近年、オルタナティブのジャンルはジャンルが細分化されて、誰もが知っている有名アーティストが生まれにくくなりました。そんな中、Twenty One Pilotsは、2010年代以降を代表するアーティストとして本命になれると思います。
では、Twenty One Pilotsのアルバム、おすすめの楽曲を紹介します。
アルバム、楽曲紹介
「Vessel」(2013年)

2013年にリリースされたTwenty One Pilotsの代名詞ともなるアルバム。曲の途中でロックとヒップホップ、エレクトロミュージックを行ったり来たりするインパクトの強い「Ode To Sleep」で始まります。続く「Holding On To You」、「Migraine」は特におすすめです。
Holding On To You(Live)
この動画はスタジオ内での演奏ですが、ドラムのジョシュ・ダンの力強い演奏と、ボーカルのタイラー・ジョセフがラップしたりピアノを弾いたりエモーショナルに歌ったりと多才な特徴が出ています。
アルバムの中盤は、The Streetsのような「Car Radio」、ポップな「Semi-Automatic」、極上のメロディの「Screen」と続きます。
Screen(Live)
さらに、ポップで明るい「The Run and Go」、ダンスミュージックのような盛り上がりのある「Fake You Out」、「Guns For Hands」と続きテンションが高い曲が続きます。
Guns For Hands
終盤は壮大で感動的な「trees」もおすすめです。
多彩な音楽が詰め込まれており、Twenty One Pilotsを初めて聴く方はまずはアルバムをおすすめします。
「Blurryface」 (2015年)

2015年にリリースされたアルバムです。前作よりもヒップホップなどのリズムミュージックの影響がより強く出ており挑戦的な作品です。
冒頭1曲目の「Heavydirtysoul」はさすがのかっこよさ。アップテンポなドラムビートとラップで始まり、ダンスミュージックのようなボーカルのメロディがおしゃれです。
Heavydirtysoul
続く「stressed out」はTwenty One Pilotsの代表曲です。重いビートとラップがマッチしたヒップホップの影響が強い曲です。
stressed out
このアルバムはレゲエの影響を感じる「Ride」、「Polarize」や、レゲエやヒップホップの影響を感じる「Lane Boy」、「Faily Local」、「Doubt」などリズムミュージックの影響を強くなっています。
Lane Boy
一方で「tear in my heart」、「The Judge」などは前作のアルバムの流れのようなポップで盛り上がる曲となっています。
全体的に挑戦的な作品ですが、このアルバムからTwenty One Pilotsの音楽の方向性がより固まっているように感じます。
「Trench」 (2018年)

2018年にリリースされたアルバムです。前作までと比較して全体的に重くシリアスなムードの印象ですが、統一された曲の雰囲気やアルバムの曲の流れが素晴らしくおすすめのアルバムです。
重厚なベースで始まるロックテイストな「Jumpsuit」でかっこよくはじまります。
Jumpsuit
続いて静かに語りかけるようなラップが特徴の「Levitate」、さらにゆったりとした独特な雰囲気でおしゃれさを感じる名曲「Morph」に流れるように繋がっていきます。
Morph(Live)
さらに、「My Blood」、「Chlorine」、「Smithereens」と名曲が続きます。前作までと比較すると派手さはありませんが、どの曲もリピートしてしまうような引き込まれる魅力があります。
Smithereens(Live)
このアルバムでTwenty One Pilotsはただかっこいいだけではなく、楽曲に繊細で引き込まれるような魅力があり良い意味で完全に印象が変わりました。個人的に完全にファンになってしまったアルバムです。
「Scaled And Icy」 (2021年)

2021年にリリースされたアルバムです。前作から一転してキャッチーで明るい作品です。どこか懐かしいヴィンテージ感があって、雰囲気もよいです。
「Good Day」でポップでどこか懐かしいようなソフトなロックに始まり、哀愁漂う「Chocker」、インディーロック風な「Shy Away」と続きます。
Shy Away
続く「Saturday」はこのアルバムを象徴するヴィンテージ感のあるソフトロック。
Saturday
中盤の「Mulberry Street」、「Formidable」、「Bounce Man」もゆったりと柔らかい雰囲気でメロディが際立っています。
Mulberry Street
アルバム全般でいつものようなラップパートもなく、ゆったりとしたソフトなロックになっています。個人的には最も好きな作品。
「Clancy」 (2024年)

2024年にリリースされたアルバムです。前々作までのシリアスな世界観が戻っています。1曲目の「Overcompensate」は軽快なダンスビートで始まり、切れの良いラップからサビまでからのtwenty one pilotsらしいさすがのかっこよさです。
Overcompensate
続く「Next Semester」は王道のパンクミュージックのスタイルを感じるあまりなかったタイプの曲ですが、twenty one pilotsの曲としても違和感なくかっこよくまとめられています。
Next Semester
アルバムの中盤「Backslide」、「Routines In The Night」、「The Craving」は、静かなトーンながらもメロディの力強さを感じる曲です。twenty one pilotsは「The Craving」のようなアコースティックな曲も魅力です。
The Craving(Jenna’s version)
続いてアルバムは独特な世界観の曲「Lavish」をはさみ、「Navigating」へと続きます。やや静かなトーンの曲が多い中、ストレートなロック調な「Navigating」はシンプルにかっこいい曲です。
アコースティックな曲が多くアルバムはやや静かな印象ですが、各曲の個性は強く聴き込むほどに味が出るアルバムです。
「Breach」 (2025年)

前作「Clancy」から約1年の期間で早くもリリースされたアルバムです。前作の続きのような世界観です。冒頭の「City Walls」は壮大なイントロでかっこよくはじまります。前作の「Overcompensate」に引けをとらないかっこよさです。
City Walls
続く「RAWFEAR」はお馴染みとなった哀愁漂うメロディで聴かせるタイプの曲でおすすめです。「Drum Show」はベースラインがかっこいいバンドサウンドの迫力を感じられる曲となっています。
Drum Show
続いて、爽やかで美しい「Garbage」、鬼気迫る迫力のあるリードシングルの「The Contract」へと続きます。さらに、壮大で美しい曲「Downstairs」、軽やかなソフトなロック調「Robot Voices」と、中盤にかけてもおすすめの曲が続きます。
特に気になった曲は「Center Mass」で、ジャジーなピアノに乗せてラップで始まるおしゃれな雰囲気から、徐々に盛り上がっていきます。
Center Mass
終盤の「Days Lie Dormant」、「Tally」もエネルギッシュで盛り上がる曲です。
アルバム「Breach」は、前作「Clancy」と同じ路線ですが、前作以上に各曲の個性やインパクトが強くおすすめです。「Clancy」と2枚組のようなイメージで続けて聴いても楽しむのもよいと思います。

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