重厚なヘヴィネスと、ストリートカルチャーが交錯する鋭利なグルーヴ
ジャンルの境界を破壊し続ける、剥き出しのストリート・サウンド。ヒップホップ、ラウドロック、ハードコアが混ざり合い、独自の進化を遂げてきたストリートの熱量を体現するムード。現在進行形でシーンの頂点に立つ最先端のラウドサウンドから、2000年代初頭に世界を席巻したヘヴィネスの熱狂、そしてその源流である90年代ミクスチャーの衝動まで。時代ごとに形を変えながらも、常に牙を剥き出しにして鳴り響く、骨太で圧倒的な音圧の系譜。
MIX01 / CURRENT SOUND
MODERN LOUD GROOVE
現在進行形のミクスチャー・サウンド
- 「JUNKIE$」(Ocean Grove)
- 「MANTRA」(Bring Me The Horizon)
- 「Swerve (feat. FEVER 333 & Sueco)」(Papa Roach)
- 「DULL」(Turnstile)
- 「Butterscotch Biscuits」(DREGG)
- 「Jump Off」(Old City)
- 「Guts」(Jools)
- 「Die Slow」(Pollyanna)
- 「Pain Is A Must」(Angel Du$t)
- 「World Impact」(Drug Church)
- 「cherry (we’re all gonna die)」(Pinkshift)
- 「Two Faced」(LINKIN PARK)
- 「Dark Crow」(MAN WITH A MISSION)
- 「maybe it’s me」(For Year Strong)
ハードコアの熱量と、洗練されたヘヴィネスの現在地。TurnstileやBring Me The Horizon、そして新体制となったLINKIN PARKなど、2020年代のラウドシーンを牽引するアーティストたちのリスト。伝統的な重低音を受け継ぎながらも、現代的なアプローチで進化し続ける、最も鋭利でタフな最新型サウンドを体感する。
FOCUS 01➔03:
BMTHの電子ノイズから、Turnstileの現行ハードコアの剥き出しの肉体性へと滑り込む、現代ラウドの最先端グルーヴ。
FOCUS 11➔14:
Royal BloodやPinkshiftを経て、フォー・イヤー・ストロングへと至る、ただ消費されるのではない「ヘヴィロックの鋭利な未来」を指し示すラストへの流れ。
MIX02 / GO DEEPER
NU-METAL GENERATION
世界をラウドに染め上げた、激動の熱狂
- 「My Generation」(Limp Bizkit)
- 「Baseline」(Quarashi)
- 「Points of Authority」(LINKIN PARK)
- 「Magnetic Mic Control」(Phunk Junkeez)
- 「Day Dreamin’ Fazes」(Kottonmouth Kings)
- 「Death Threat」(Insolence)
- 「Put ‘Em Up」(Pop Shuvit)
- 「YOUR REALITYS’ A FANTASY BUT YOUR FANTASY IS KILLING ME (feat. Chuck D)」(BOOM BOOM SATELLITES)
- 「Own Little World」(Celldweller)
- 「Make A Splash」(smorgas)
2000年代初頭のフロアを揺るがしたヘヴィネスの潮流。
リンプ・ビズキットやLINKIN PARKの初期サウンドなどを中心とした、あの時代世界を熱狂させたミクスチャー・ロックのリスト。重厚なギターリフとラップ、デジタルサウンドが完璧に融合した、最も凶暴でエネルギッシュな音像の変遷を追う。
MIX03 / THE ROOTS
CLASSIC MIXTURE
すべてのストリート・ロックの源流
- 「Brothers Gonna Work It Out」(PUBLIC ENEMY)
- 「Vietnow」(Rage Against the Machine)
- 「If You Have to Ask」(The Red Hot Chili Peppers)
- 「Free Satpal Ram」(Asian Dub Foundation)
- 「Cure (Remastered)」(Metallica)
- 「Radio Friendly Unit Shifter」(Nirvana)
- 「Song 2 (2012 Remaster)」(Blur)
- 「B-Boys Makin’ with the Freak Freak」(Beastie Boys)
- 「Rock the beat」(Dragon Ash)
- 「How I Could Just Kill a Man」(Rage Against the Machine)
90年代に炸裂した、初期衝動のミクスチャー・サウンド。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやビースティ・ボーイズといった、90年代の伝説的な地殻変動をパッケージしたリスト。現代まで脈々と受け継がれる「STREET & LOUD」な精神 of 原点であり、今なお色褪せることのない圧倒的な緊張感と初期衝動に触れる。
圧倒的な、引き算
RAGE AGAINST THE MACHINE // Vietnow
イントロもくそもなくワンフレーズのギターリフがなる。そこにドラムがのる。そして、その繰り返しのリズムしかない上にラップがのる。ほんとにそれだけ。味付けも何もない。最後に重厚にギターが重なって、グルーヴの中毒となる。
歪んだ爆音で誤魔化さないストリートの骨格
RED HOT CHILI PEPPERS // If You Have to Ask
一見、スカスカで軽い。力が全く入ってなく全編がただの遊び心で満たされている。
なのに、遊ぶように鳴る乾いたギターとベースのうねりが、肉体を強制的に横に揺らす。
感情を張り上げJ-POPが、逆立ちしても作れない「脱力した狂気」がここにある。
音で踊るってのは、こういうことだ。
コアにあるのは、圧倒的なビートの強度
ASIAN DUB FOUNDATION // Free Satpal Ram
どこに盛り上がりポイントがあるわけでもないし、何も語ることはない。
だけど、この曲が流れている間、ずっと強いグルーヴを感じ続けられる最高の価値がある。
剥き出しの狂気
NIRVANA // Radio Friendly Unit Shifter
イントロから頭打ちのドラムに、考えて作ったとは思えない荒すぎるギターリフ。
曲展開は驚くほどシンプルなのに、その危険な空気にアドレナリンがとまらなくなる。
この危険なリフは、のちのヘヴィロックやモダンロック系のルーツ。だからここにこの曲がいる。
90年代に生まれた衝動は、今も別の姿で鳴り続けている。
NEXT ROOM